私が保育園問題にこだわる理由| 田母神俊雄

いいんじゃないかそれくらい
田母神セブン 2022.12.29
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読者の皆さま、こんにちは。田母神俊雄です。

田母神セブン通信は、元航空幕僚長の田母神俊雄が、軍事・国際情勢・日本の行方などについて解析するためのチームを新たに結成し、田母神俊雄とそのブレーンによる広く深い、ニュース・分析をお伝えしてまいります。

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現場の先生や保育士を信頼せよ

 最近なんやかんやと世間がうるさい。世間がうるさくなるとマスコミなどは儲かるからどうでもいいようなことでも大げさに取り上げて、あたかも大問題のように大騒ぎする。そして我が国が直面する真に解決が必要な重要事項が隠されてしまう。今我が国が立て直すべき大きな問題の一つに教育の問題がある。その時先生や保育士など教える側の手足を縛り、指導する人たちに対し腫れ物に触るような対応を強制している。現場を預かる人たちがそんなに常識をわきまえない人たちばかりであるわけがない。しかしマスコミなどが騒ぎ出すと政治家や教育委員会などの人たちは、自らの立場を守ることが重要で、あるいは自らが頑張っているというアピールのため、現場を預かる人たちにいろいろと制約を課すことに努力する。現場では細かなことにいちいち気を遣わなければならず、先生方などの萎縮が生じ十分な指導が出来なくなる。どこかの保育園で何か良くないと言われることが起きたとしてもすべてが虐待などしているわけがない。どこかで事件があってもすべてを調査するなどと言うことは止めた方がよい。また事件だと騒がれたことの中にも問題にしなくてもいいと思うことも多い。子供を怒鳴ったりつねったりすることぐらい問題にするほどのことではない。先生などを信頼せず怒鳴り込むモンスターペアレントの方を指導すべきではないか。 

 指導する側が委縮していては効果的な指導は出来ない。現場を預かる先生や保育士などが伸び伸びと教育や躾に当たることが出来て子供も園児も成長する。管理型社会が行き過ぎてどんどん現場を縛っていくような方向に行き過ぎている。一つ何かあったからと言って現場を縛るべきでない。最近私の思いを次のようにツイートした。 

「最近保育園などでの園児虐待のニュースが毎日流れる。報道内容にはそれくらいいいじゃないか、問題にするほどのことではないと思うものも多い。こんな騒ぎが続くと保育士などの皆さんは子供の指導もできなくなって子供のわがままも放置することになるだろう。こんなことで立派な日本人が育つのか。」 

金子恵美議員の公用車使用

 だいぶ以前の話になるが、元衆議員議員で元総務政務官だった金子恵美氏が登庁するときに国会議事堂内にある保育園に子供を預けるために公用車に子供を乗せたことで野党やマスコミが騒いでいた。自分が登庁しないときに運転手を呼んで子供を保育園に連れて行かせたわけでもないのに、こんなことで騒ぐ方もどうかしていた。いいじゃないかそれぐらいと言いたくなる。もともと日本は寛容な国だ。しかし近年は日本国民の寛容性が次第に失われ、日本はどんどん住みづらい国に向かっているようだ。結局金子元政務官は子供を今後公用車に乗せないということでこの問題は決着したようだ。結局騒いだマスコミや野党にご褒美を与えて問題は終結ということだ。 

森友学園と加計学園のバカ騒ぎ

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  • 難癖をつける奴にご褒美はダメ

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