夏休み特別企画|田母神から学生諸君へ01|日本は侵略国家だったのか?

田母神俊雄から学生諸君へ伝えたいこと第一回
田母神セブン 2023.07.26
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白人国家の世界進出・台頭

打倒、植民地支配への奮闘

中国・韓国による国際法違反

日本独自の統治法

いまこそ押し付けられた歴史観からの脱却を

 皆さんこんにちは。田母神です。歴史は戦勝国が作るという話を様々な場でさせていただいておりますが、日本は本当はいい国、日本軍は本当は軍機が厳正な素晴らしい軍であったにもかかわらず、戦後貶められて、そして今なお日本は戦後軍を取り戻すことができておりません。

 戦前の日本が、いかに素晴らしい国であったかということを今回は朝鮮半島統治の例あるいは帝国大学の設置などの具体的な話を取り入れながら説明をしたいと思います。

白人国家の世界進出・台頭

 15世紀ぐらいから、白人国家、オランダ、スペイン、イギリス、等が世界に出ていくようになってですね、大航海時代が始まりました。そして、これらいわゆる文明の進んだ国がまだ文明の発展が行われていないアジアアフリカ諸国を次々に植民地にしていたわけであります。当時は、今みたいな人権とかいう考えは非常に意識が低く、弱い者いじめが悪いことだとは世界中で認識されていない時代でした。

 ですから、植民地になったアジアアフリカ諸国は大変困難な生活に追い込まれたという風に思います。そしてこの白人国家がアジア・アフリカ諸国からいろいろ富とか資源を持ち出すということが日常的に行われておりました。

 今、国際政治ということがよく言われますけども、国際政治とは何か。というと、これは端的に言うと、富と資源のぶんどり合戦だと思います。そして、第二次大戦前までの世界では、軍事力の強い国が軍事力の弱い国を脅して「おい!金を出せ」と言って奪っていた。

 それが別に悪いとされていた時代ではなかったんですね。いじめられたくなければ強くなれという時代でした。フランスの人権宣言とかいう話を学校で習ったかと思いますけども、このときの人権というのは、白人の人権ということで、黄色人種や黒人には当時人権とかいうことが認められている時代ではなかったということも、理解しておく必要があるというふうに思います。

 日本は白人国家に遅れて、東南アジア諸国に出てって、これらの諸国を侵略し、これらの国の富や資源を奪った。いうようなことが戦後言われておりますけども、これは全く違います。日本は白人国家の植民地であった東南アジア諸国を解放するために、独立させるために戦ったということなのです。

打倒、植民地支配への奮闘

 第2次大戦が始まる前の時点で、アジアアフリカの独立国、これは日本とタイとアフリカの一部の3カ国しかありませんでした。その中でもし日本が白人国家の植民地になってしまえば、世界の白人国家による植民地支配が完成した形になって、我々は今なお植民地で生活していた可能性があります。

しかし、最後の最後に日本が立ち上がって戦ったわけであります。日本は確かに戦争には敗れました。戦闘には敗れました。しかし結果として、第2次世界大戦を境に日本が戦った結果として多くの国が独立をすることになったということであります。

ですから、世界史の中で、日本は人種平等の世界を作るために大きな貢献をしたということを我々日本人は誇りに思っていいことではないかと私は思っています。

PHOT:土永高志

PHOT:土永高志

中国・韓国による国際法違反

 朝鮮半島あるいは中国ここに対して大変残虐な行為をした。慰安婦の強制連行をしたとか、南京大虐殺をしたとか言って中国や韓国が今の日本に対して文句を言ってきます。

これは、国際法違反です。戦争が終わって、条約を結んだら平和条約を結んだらそれ以前のことは言わないようにしましょうというのが国際法です。

それを蒸し返しするのは、また国際法違反です。しかも日本がやっていないこと、慰安婦強制連行、南京大虐殺そんなことをやったという証拠はなく、嘘であるということは証明されているにもかかわらず、中国や韓国は外交交渉の手段としてこれを言ってくるわけであります。

日本独自の統治法

 例えば朝鮮半島を例にとると、帝国大学を日本は明治維新以降九つ作ったんですね。最初は東京大学です。続いて、京都大学です。

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